ギャラリー広田美術では2018年5月25日(金)から6月9日(土)まで、賀門利誓、佐々木怜央、品川亮のグループ展を開催いたします。
1988年生まれの賀門利誓は、京都精華大学でテキスタイルを勉強し、同大学で非常勤講師をしながら主に染色の技術を用い制作をしている作家です。今回は無数の薄い生地のピースを貼り合せ蓄積させることで、光の乱反射の中に朧げにイメージが立ち現れる平面作品を展示いたします。写真というメディアからイメージを解体することで時の感覚を薄い生地のピースとして取り出しそれらを蓄積させることで、時空間の中で確かに存在していた、または存在している人々、建物、風景の存在の証明にしようと試みます。
1990年生まれの佐々木怜央は、大阪芸術大学、東京藝術大学でガラスを勉強し、ファッションブランドに勤務後、制作活動を再開した作家です。立体の中で唯一透明素材であったガラスに惹かれ、工芸品としてではなく身近なものや出来事を素直に作品として表現する立体作家です。
1987年生まれの品川亮は、京都造形芸術大学大学院を修了し、無所属で制作を続けている作家です。やまと絵や琳派、狩野派の様式や素材、思想、文様などの日本美術を中心に引用・再構成し、近現代美術の要素も取り入れ、今の日本人にしか描くことの出来ない日本絵画を作り出そうと試みています。
以上のようなほぼ同世代の3作家による全く異な素材でのグループ展です。平面作品約10点、立体作品5点ほどの展示を致します。
ぜひご高覧頂きます様お願い申し上げます。
賀門利誓 略歴PDF
佐々木怜央 略歴PDF
品川亮 略歴PDF









