EXHIBITIONS

佐々木怜央展 -空想と現実-
過去の人々が思い描き現実的に作り出した旅客機やロボットなどの人工物、人々の想像の中で膨らみ統一されていった架空動物などに
着想を得て制作をしている佐々木怜央の新作個展を開催致します。
人々の強い想像力によって生み出された現在の世界を考えることで、さらなる未来を形つくることができるのではないか、と考える
佐々木怜央の新作約10点を展示予定、ギャラリー広田美術では初個展となります。
ぜひご覧くださいませ。


佐々木怜央展プレスリリース.pdf
佐々木怜央展_作品リスト.pdf
作品説明コメント.pdf

略歴

1990年 青森県生まれ
2012年 大阪芸術大学 卒業
2014年 東京藝術大学大学院 美術研究工芸専攻ガラス造形研究室 修了

2011年 高円宮殿下記念根付コンペティション 入賞
2012年 アメリカ・コーニングガラス美術館 NEW GLASS Review33 選出
2015年 チェコ・スタニスラフスリペンスキーアワード 入選
2018年 アートフェア東京 (ギャラリー広田美術ブース)
EARLY SUMMAR EXHIBITION (ギャラリー広田美術/東京)
      「from my childhood」 (弘前市立百立町展示館/青森)
2019年 アートフェア東京 (ギャラリー広田美術ブース)
      「江ノ島→真夏の少し前→遠足→空想展」(Gigi/神奈川)
      「藝大の猫展」(藝大アートプラザ/東京)

展覧会風景
「 青の世界 」 26.0×19.0×2.5㎝ パネル、ガラス、金属箔  【作家コメント】 深海には波長の短い青色だけが届く。 地球の表層に広く生きる人々とは 全く違う野生生物の世界を オオカミやシャチをモチーフに想像した。
「 前を向いて進むロボット 」 (各)16.5×4.5×7.0cm ガラス 【作家コメント】 スイッチが入ってロボットが足を使って前に進む、人と同じような動きをしているロボットを作りました。
「 車のその先 」 8.5×23.5×9.5㎝ ガラス 【作家コメント】 車の形は大勢の人々の力で形作られたと思います。まるで大きな塊から削り出した様にも感じられたのでガラスから削り出して車を作りました。 
「 過去と宇宙と 」 16.5×11.6×2.5㎝ パネル、ガラス、金属箔 【作家コメント】 宇宙服やロケット、恐竜など子供のころから興味がありました。そういったわくわくする感覚を現代の科学者たちも持っていると考えて制作しました。
「 海を渡る道具 」 6.0×29.0×5.0㎝ ガラス 【作家コメント】 陸地から離れて行動範囲を広げてきた人類のシンプルな道具として一艘の舟を作りました。
「 空想世界の塔 」 35.0×21.0×7.5㎝ 【作家コメント】 近代国家が誕生するまで人々はまだ自然と共にいました。トーテムポールは自然の中で人々が動物などを彫ったものでした。
展覧会風景
「 みつめロボット 」 20.0×7.2×7.0㎝ ガラス
「 クラーケン 」 27.5×23.0×2.5㎝ パネル、ガラス、金属箔 【作家コメント】 クラーケンとは 中世から近世の北欧において現れたとされる 海中の巨大生物である。 タコやイカなどで描かれるとこがあるが 実際には船を沈めるほどは成長しない。 海という未知の領域が今よりも深かった頃の 過去の人々の想像した世界を主題にした。