EXHIBITIONS

11月12日(金)~11月27日(土)まで「寺内誠展 -fragments-」を開催致します。

近年は、日常生活において寺内が抱いている「光の当て方で人やモノの見え方は如何様にも変容する」という思いをテーマとして制作をしていました。

『旅に出ることがままならない状況の中、日常の風景を眺めながら、いつか見た風景を思い浮かべる。イメージはゆっくりと体内に浸透していき、目の前の何気ない景色と相まって、新たな色や形となり現れ出てくる。例えば、列車の窓から見た穏やかな田園風景が、浴室の磨りガラスに付いた石鹸の泡と重なりながら流動するかのように。時間が経てば薄れてしまうイメージも、日々の生活を繰り返す中で、鮮やかに蘇ってくる瞬間がある。そうやって呼び起こされた記憶の断片は、いまの自分にとって必要なものであり、いかなる状況であっても、淡々と前を向くための活力になっているような気がしている。』

寺内誠

今回の個展では、寺内自身の記憶の断片を抽象、具象様々なイメージでランダムに描き、作品群として発表を致します。是非ご覧くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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撮影/ⒸUJIN MATSUO

展覧会風景
「 afterimage 」 20F(60.6×72.7㎝) 油彩、綿布、パネル  (3点、同タイトル 同サイズ)
(左)「 fly away 」 80F(112.0×145.5㎝)/(右) 「 feve 」 3F(27.3×22.0㎝)(2点同タイトル、同サイズ)
「 fragment 」 3F(27.3×22.0㎝) 油彩、綿布、パネル