EXHIBITIONS

この度、ギャラリー広田美術では2年ぶりとなる神戸智行の新作展を3月14日(木)~3月23日(土)まで開催致します。

神戸智行の制作は出身地岐阜県の長良川が原風景にあり、河原やそこに生息する小さな生物に注目することから始まりました。
2013 年の終わりころからどんな環境の中でもひたむきに時に前向きに『生きる』ことに真摯である小さな生き物たちの世界を、受動的ではなく能動的に描き出していこうと制作を続けてきました。
身近に暮らす小さな生き物たちの生命の営みを見つめ、その命に真摯に向き合いながら描いています。
主に日本美術の古典から多くのことを学んでいる神戸智行は、それを現代に合うように表現しようと試みています。
単純に技法や見た目を今に合わせるだけではなく、個人的であったり社会的であったりする思想を優しいまなざしで作品の中に盛り込むことの出来る作家だと思っております。

『身近にある自然の中に暮らす、小さな生物たちに心惹かれます。小さな彼らでも、その姿はとても凜としています。 彼らの存在で、まわりの空気が変わります。 この世界を感じながら、彼らをよく見つめていると、自分も同じ小さな生命だと、彼らとのつながりを想います。
小さな生物の生命の営みから、限りなく大きな命の力を感じます。
刻一刻と変わる現代の世の中、様々な困難な状況に不安や怖れを感じることがありますが、今ここにある恩恵に感謝し、真摯に生命と向き 合っていく事の大切さを、彼らから日々感じ、描いています。』
神戸智行


どうぞご高覧頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。


「神戸智行展 -愛しきもの-」
会場:ギャラリー広田美術(東京都中央区銀座7-3-15)
会期:2024年3月14日(木)~3月23日(土)
時間:11:00~19:00(土のみ18時迄)
休廊:日月祝


また、長年神戸智行が取り組んできました太宰府天満宮文書館の襖絵が完成致しました。
本襖絵と太宰府天満宮収蔵作品など、大作を中心とした個展を4月より美術館巡回展として開催する運びとなりました。
こちらも是非ご高覧いただきますようよろしくお願い申し上げます。

「菅原道真公1125年 太宰府天満宮式年大祭記念
神戸智行――千年を描く――」
高崎市タワー美術館(群馬)/2024年4月13日(土)~6月23日(日)
※詳細は美術館の公式ページをご確認くださいませ。