ギャラリー広田美術では、2017年3月22日(水)から4月1日(土)まで、漆原夏樹展を開催いたします。1977年生まれの漆原は、東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻を修了後、無所属で制作を続けている作家です。
「描くことを通して世界の謎に触れることができないか」と考えている漆原の制作は、近年存在することの起源や意味を探ろうとしているようです。パンダやペンギンなど動物を主なモチーフにしていた作品から人物が加わり、普遍的な存在として描いていた動物の作品より一歩踏み込んだ、不可視である魂や精神、人の存在のあり様を景色として表現しようと試みているのがこの数年間の制作です。今回は"人物に近い風景作品"と"風景に近い肖像作品"を対にした大作を中心に、約10点の展示を予定しています。全作品ではありませんが、直前3月17日(金)からのアートフェア東京2017 ギャラリー広田美術ブースにて数点をご紹介させていただく予定でおります。ぜひご覧いただきたくと同時に、ご紹介くださいますようお願い申し上げます。
展覧会概要
会期:2017年3月22日(水)~4月1日(土) 11時~19時(日曜日休廊)
会場:ギャラリー広田美術 東京都中央区銀座7-3-15ぜん屋ビル1階
TEL 03-3571-1288 FAX 03-3571-1293
http://www.hirota-b.co.jp email:hirota-b@hirota-b.co.jp
漆原夏樹(Natsuki Urushihara) 略歴
1977年 神奈川県に生まれる
2000年 臥龍桜日本画大賞展
2001年 東京芸術大学絵画科日本画専攻卒業
2002年 臥龍桜日本画大賞展
2003年 東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
青垣2001日本画大賞展
2008年 個展(ギャラリー広田美術)(同2010,2012,2013,2015)
2014年 第6回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 明日の日本画を求めて 大賞受賞