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ギャラリー広田美術では2019215()から32()まで、財田翔悟展を開催いたします。

愛情や幸せを制作の大きなテーマとしている財田は、今回、日々当たり前に存在していたものが突然存在しなくなる、そのような喪失感を描こうとすることで幸福を表現しようと試みています。それは財田の曾祖母が亡くなった時の実体験として、存在しなくなったという喪失感から強く感じた存在していた時の幸福感を意味しています。すでに訪れているかもしれない何気ない幸せは、気づかれないうちに消えてしまうかもしれない、その儚さの象徴としてシャボン玉を描き、光沢のある黒い画面は今現在の鑑賞者の姿、心、感情を映し出す鏡としての役割を与えているようです。現在の当たり前の幸福にいま感謝することが出来る、そのように生きたいという財田の想いが作品となり、鑑賞者にもそのような手助けをすることが出来る作品、展覧会になればと願っています。

今回も大作を含めた約10数点の新作個展です。是非ご覧いただきます様宜しくお願い致します。

2019個展財田翔悟「そこにあったもの」4F.jpg【 そこにあったもの 】 4F 2019年