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ギャラリー広田美術では、2022年7月15日(金)~7月30日(土)まで、「漆原夏樹展 -パラノイア・パレイドリア」を開催いたします。

1977年生まれの漆原は、東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻を修了後、個展を中心に制作を続けている作家です。
2013年の個展より人物と風景を中心にした作品を描き始め「存在のあり様」を表現しようと制作してきました。

コロナ禍において以前よりも私的な時間が増え、外の世界との繋がりが乖離したことにより、私的領域の景色が濃密になったと強く感じたようです。
漆原の愛着と偏執を通して、人物が周囲のものと融合しながら存在を色濃く顕(あらわ)そうとしている過程の姿を、「人物そのものを象徴する景色」として描きたいと制作した新作を展示致します。

副題の「パラノイア|パレイドリア」とは、「妄想病|変像症」の意味を持ち、普段からよく見ているものが本来そこに存在しないにもかかわらず心に思い浮かんでくるような現象のことをいいます。

前回の個展が19年ということもあり、これまでの漆原の制作の根源でもある「存在のあり様」を改めて深く考えるきっかけとなったタイミングを経ての個展開催となります。
大作を含む約10点の新作展です。
ぜひご覧くださいますよう何卒宜しくお願い致します。

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会期|2022年7月15日(金)~7月30(土)
時間|11:00-19:00(土 -18:00)
休廊|日月祝
会場|ギャラリー広田美術