この度、ギャラリー広田美術では2年ぶりとなる神戸智行の新作展を開催致します。
「神戸智行展 -愛しきもの-」はアートフェア東京にて2024年3月7日(木)~10日(日)
ギャラリー広田美術では翌週の3月14日(木)~3月23日(土)まで同時期に開催いたします。
神戸智行の制作は出身地岐阜県の長良川が原風景にあり、河原やそこに生息する小さな生物に注目することから始まりました。
2013 年の終わりころからどんな環境の中でもひたむきに時に前向きに『生きる』ことに真摯である小さな生き物たちの世界を、受動的ではなく能動的に描き出していこうと制作を続けてきました。
身近に暮らす小さな生き物たちの生命の営みを見つめ、その命に真摯に向き合いながら描いています。
主に日本美術の古典から多くのことを学んでいる神戸智行は、それを現代に合うように表現しようと試みています。
単純に技法や見た目を今に合わせるだけではなく、個人的であったり社会的であったりする思想を優しいまなざしで作品の中に盛り込むことの出来る作家だと思っております。
『身近にある自然の中に暮らす、小さな生物たちに心惹かれます。小さな彼らでも、その姿はとても凜としています。 彼らの存在で、まわりの空気が変わります。 この世界を感じながら、彼らをよく見つめていると、自分も同じ小さな生命だと、彼らとのつながりを想います。
小さな生物の生命の営みから、限りなく大きな命の力を感じます。
刻一刻と変わる現代の世の中、様々な困難な状況に不安や怖れを感じることがありますが、今ここにある恩恵に感謝し、真摯に生命と向き 合っていく事の大切さを、彼らから日々感じ、描いています。』
神戸智行
アートフェア東京とギャラリー広田美術での同時期開催となっております。
六曲一隻の大作を含む新作を発表予定です。どうぞご高覧頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます