稲荷(吽形)/川尻八幡宮/相模原

山内隆

2020年制作
27.2×22.5㎝/紙にパステル、アクリル、インク/2020

作家コメント

背景にオーバーラップしている花は台湾の嘉義にで見たマジョリカタイルのデザインがベースになっています。

マジョリカタイルは戦前イギリスで作られたものを日本が取り入れ量産化し、統治していた時代の台湾にも多く輸出されました。

日本の建築の多くは壊されてしまい当時のマジョリカタイルはほとんど残っていないのですが、台湾には残されており、当時の面影を知ることができます。

もともと「島国」というテーマで制作したドローイングなので、日英台と島国を流転した文化に地元の散歩でみつけた稲荷の阿吽を描いてみました。