作家コメント
そもそも自宅の猫をモチーフにするとき描きたいものは(猫に限らず)愛しい存在が自宅にいる安心感や多幸感を描きたいのである。そうなった時に描くべきものがもっと緩やかで柔らかに表現されていくべきなのかもしれないと思い、こういった制作方法をチョイスした。普段制作しているつるつるとした絵肌はその質感の特徴から強い印象の絵画を作れる。しかしながら少々制限はある。絵具を塗る際にムラになりやすく、特に岩絵具を筆で塗るとあまり思ったように絵具が乗らない。利点もあるが欠点もある。その中でモチーフとして猫を描く際にジレンマがあった。猫の存在は非常になめらかでいつもの制作法だとかっちりとしすぎている感覚がぬぐえなかったのだ。猫の自然な動きや表情を表すにはもっと軽やかな緩やかな線が必要で、今回の作品はスケッチやドローイングに近い形で描けないかと試みた。
そもそも自宅の猫をモチーフにするとき描きたいものは(猫に限らず)愛しい存在が自宅にいる安心感や多幸感を描きたいのである。そうなった時に描くべきものがもっと緩やかで柔らかに表現されていくべきなのかもしれないと思い、こういった制作方法をチョイスした。
普段制作しているつるつるとした絵肌はその質感の特徴から強い印象の絵画を作れる。
しかしながら少々制限はある。絵具を塗る際にムラになりやすく、特に岩絵具を筆で塗るとあまり思ったように絵具が乗らない。利点もあるが欠点もある。
その中でモチーフとして猫を描く際にジレンマがあった。猫の存在は非常になめらかでいつもの制作法だとかっちりとしすぎている感覚がぬぐえなかったのだ。
猫の自然な動きや表情を表すにはもっと軽やかな緩やかな線が必要で、今回の作品はスケッチやドローイングに近い形で描けないかと試みた。