運命の輪 LA RUOTA DELLA FORTUNA

狩野宏明

2024年制作
38.5×26.8㎝/紙、水彩、ペン/2024年

作家コメント

タロットをモチーフとした連作の1点。
科学、経済、情報の時代と⾔える現代においても、ますます ⼈気が加速 しているタロットの図像を⽤いて、現代社会におけるスピリチュアリ ティをテーマに制作した。
タロットとは占いに⽤いるカードの⼀種で、⼤アルカナと呼ばれる22枚 の寓意札と、⼩アルカナと呼ばれる56枚の数位札からなる。

本作は⼤アルカナの第10番「運命の輪」をモチーフに描 いた 。
「運命の 輪」のカードは、逆らうことのできない 宿命、終わりと始まり、レベル アップを象徴していると いう。
17世紀以降の伝統的なタロットデザイン である「マルセ イユ版」と、20世紀に作られた「ウェイト版」をベース に、現代の⽇本で取材したモチーフも混在させて構成した。