双子のジャイロ

狩野宏明

2024年制作
26.7×41.0cm/油彩、箔、カシュー、鉛筆、ミュー・グラウンド、綿布、パネル/2024年

作家コメント

⼩さな双子の姉妹が宇宙空間で回るコマを⾒つめる様子を描いた。
⾃宅で飼っている双子の猫が⼩さな⾍を⾒つけた時に不思議そうに眺 めている姿 から着想を得た。
回る2つのコマは宇宙のどこかの惑星を想起させることを意図している。画⾯上の双子は、もしかしたらこのコマ(惑星)を司る神様なの かもしれない。
背景の孔雀模様はマカオに旅⾏に⾏った際にカジノで⾒たディスプレ イを参考にしている。 予測できない未来を⽣きる存在に降りかかる偶然や運を主題に制作した。

>モチーフについての追記
人形:新潟に旅⾏に⾏った際に、博物館のピアノの上に置いてあっ た⼩さな⾚ずきんの⼈形。別の⾓度から撮影したものを同⼀ 画⾯に描き、双⼦に⾒⽴てている。
コマ:東京アクセサリーミュージアムで取材したアクセサリーをコ マの形にデザインして描いた。宇宙空間でコマが回っている ようなイメージ
壁画:マカオに旅⾏に⾏った際に⾒たカジノのディスプレイを参考 に描いた孔雀模様