作家コメント
伊東忠太が設計した築地本願寺は、インドに迷い込んだのでは と思わせる外観 を持ち、⼊り⼝にはステンドグラス、内部にはパイプオルガン、そして怪獣や妖 怪のような動物彫刻が随所に散りばめられた不思議空間である。 古代インドの建築様式をはじめ、⽇本を含むアジア各国そして⻄洋建築の要素が 絶妙にミックスされた建築を歩いていると、伊東忠太と⼀緒に旅をしている気分 になる。 本作では築地本願寺を訪れた経験をもとに蓮の花のデザインが印象的なステンド グラスを有する本堂⼊⼝と寺の外観を描き、そこに忠太の『怪奇図案集甲』に収 められた妖怪たちの姿 を組み合わせて描いた。 洋の東⻄や、現実と想像の世界を縦横無尽に結びつける伊東忠太の世界を垣間⾒ るゲートをイメージした。
>モチーフについての追記中央下部の建物:築地本願寺の外観の転写上部:築地本願寺本堂⼊⼝のステンドグラス妖怪:妖怪画を数多く残した伊東忠太の『怪奇 図案集 甲』から引用
伊東忠太が設計した築地本願寺は、インドに迷い込んだのでは と思わせる外観 を持ち、⼊り⼝にはステンドグラス、内部にはパイプオルガン、そして怪獣や妖 怪のような動物彫刻が随所に散りばめられた不思議空間である。 古代インドの建築様式をはじめ、⽇本を含むアジア各国そして⻄洋建築の要素が 絶妙にミックスされた建築を歩いていると、伊東忠太と⼀緒に旅をしている気分 になる。 本作では築地本願寺を訪れた経験をもとに蓮の花のデザインが印象的なステンド グラスを有する本堂⼊⼝と寺の外観を描き、そこに忠太の『怪奇図案集甲』に収 められた妖怪たちの姿 を組み合わせて描いた。 洋の東⻄や、現実と想像の世界を縦横無尽に結びつける伊東忠太の世界を垣間⾒ るゲートをイメージした。
>モチーフについての追記
中央下部の建物:築地本願寺の外観の転写
上部:築地本願寺本堂⼊⼝のステンドグラス
妖怪:妖怪画を数多く残した伊東忠太の『怪奇 図案集 甲』から引用