白い闇の中で

財田翔悟

2025年制作
0F(18.0×14.0 ㎝) 綿布、ジェッソ、岩絵の具、アクリル絵具、2025年

作家コメント

モチーフはガーベラ。

タイトルはスピッツの「ガーベラ」の歌詞から。
ガーベラの形状をパラボラアンテナに見立てて誰かのありのままを受け取ろうとしている、歌詞に感じる。
全く詳しくないが電波受信の原理としては情報を電磁波に変えてアンテナでその電波を受信する、的 なことだと認識している。
当然ながら物理的なものを瞬間移動させているわけではないので送信側の何かをそのまま受信側が顕 在させることは出来ない。
受け取る側が一定のルールに合わせて電波を変換しているのだろう。
人が情報を受け取るとき、この一定のルールというものがなく独自のルールで変換しているから齟齬 が生まれるのだろうなとなんとなく思った。

特に絵描きの場合、その独自のルールの部分が個性であ り、大事にされるわけだが必要な情報を必要な形で変換できないことは単なるバグで喜ばしいことで はない、受験期は教わるし、それが正義なのでありのまま受け取ろうとするその姿勢はこの曲と重なった。