HIROTA FINE ARTS - ギャラリー広田美術
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神戸智行|
会期:2026年2月より
会場:有沢製作所 イノベーションセンター
「包み込むように」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/高田城址公園の夜桜は日本三大夜桜の一つに数えられます。夜空の中、ライトアップされた美しいサクラの花は、私達を優しく包み込んでくれます。多くの人がこのサクラに包み込まれて、あたりには穏やかな空気が広がってます。
「目覚めの季(とき)」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/高田城址公園の外堀に落ちたサクラの花びらは、穏やかに水面を漂います。花びらが風に吹かれ止まった場所には、枯れたハスの茎や水面から顔をのぞかせた蓮の浮き葉が、サクラの花びらを休ませます。
「命芽生える」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/サクラが咲き乱れる高田城のまわりを歩いてめぐると、所々に春の伊吹を感じます。ふきは「富貴」に通じて富や財産をもたらす「富貴吉祥」として、とても縁起の良いものとされます。上越高田に根付く自然にこの土地の豊かさを感じます。
「だいじなばしょ」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/春にたくさんのサクラの花を咲かせた城址公園は夏になるとサクラの木にはたくさんのセミの抜け殻を見つける事ができます。セミの抜け殻は「無事に成虫になれた」という長い間厳しい自然を生き抜いた証であり、成長や立身出世の象徴ともされています。
「つなぐ祈り」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/夏の城址公園には約19ヘクタールの外堀にあらゆる種類のハスが群生して、 東洋一とうたわれています。蓮は仏教において、仏様の座(蓮台)として悟りの象徴とされています。 釈迦の誕生時に、咲いた花とも言われています。
「君とともに」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/徳川家康の六男、松平忠輝公の居城として築城された高田城。高田城の跡に造られた城址公園は新潟県の史跡に指定されています。高田城の堀には穏やかに鯉が泳いでいます。多くの人達に愛され、大切にされている場所という事が分かります。
「近づく足音」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/夏が終わりハスの葉は色付き、次に始まる長い冬の訪れを待ちます。厳しく長い冬はたくさんの水を運び、それはこの地の実りの糧となります。様々な場所でその準備をしていきます。
「眼に見えない何か」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/高田城は長い歴史の中、多くの人達に大切にされた場所です。先人たちの想いが現代にもつながってこの場所を作ってきたと思います。想いをつなぐ事の大切さを感じます。
「燈し火」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/落ち葉は地面に落ちて土へかえりその土地の浄化をします。 上越高田をあるくと、あたりに美しく色付いた地面が眼に飛び込んできました。よくその場に眼を向けると、その葉一枚一枚は違う表情をしています。この紅葉の葉のように私たちも様々な人生を辿りその場所着き、隣り合わせています。この場所のように、皆で美しく世界を作って、次の世代への力となれたらと思います。
「生命の糧」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/上越高田は日本記録の積雪量を持つ世界屈指の豪雪地帯です。高田城址の冬は、美しい雪景色に心を奪われます。 同時に、自然の持つ厳しさを感じさせられます。 このたくさん積もった雪は、春には雪解け水となり、美味しい米や酒の実りの糧となります。
「未来を紡いで」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/城址公園の外堀のハスも夏の華やか趣きと変わって冬になると枯れた葉やさやが静かな水面を作っています。水底で太い茎を長く伸ばして、春の訪れを待ちます。そうして次の年に、私たちに華やかな花を見せてくれます。
「手をつないで」45.5×60.6㎝、紙本彩色、2026年作/雁木は、冬季の通路を作るために隣隣の家屋の一部や庇(ひさし)などを道路側に延長したもので豪雪地の生活の知恵です。高田の雁木の総延長は日本一です。その事からも、高田に住む人たちの互いに助け合う優しい気持ちの人柄を知ることができます。
「未来への礎(いしずえ)」各27.3×27.3㎝、2025年作/エントランスの壁面を覆うイメージは、上越高田の深い雪のイメージです。 この深い雪から作られ た雪解け水の恩恵により、私達にとって大切なお米が豊かに育む糧となっております。 この上越高田の雪のようにこれからもこの世界をより良く生かしていく糧となるように願いを込めました。 作品の中には、モンシロチョウ、ミツバチ、テントウムシ、ヤモリ、トンボ、アリ、クモの全て縁起を担いだ生き物を描いています。
「未来への礎(いしずえ)」各27.3×27.3㎝、2025年作/モンシロチョウは幼虫からさなぎ、成虫へと美しく変態する事から「成⾧」「変化」「復活」の象 徴とされます。
「未来への礎(いしずえ)」各27.3×27.3㎝、2025年作/アリは古来より「勤勉の象徴」とされ、アリが十匹という事で、「ありがとう」「感謝」の想いを描きました。
「未来への礎(いしずえ)」各27.3×27.3㎝、2025年作/ヤモリは「家守(いえもり)」と書かれ、古くから家や家庭を守る守り神として「平和」「繁栄」の象徴とされます。クモは商人たちの間で「商売繁盛」の象徴とされ、福を運んできたり待ち人が来たりと、「吉兆」の前触れとされています。 エントランスへ訪れた皆様の益々の成功と繁栄を祈念して描かせて頂きました。
「星に願いを」各150.0×30.0㎝、紙本彩色、2019年作/
「栞(しおり)」100.0×300.0㎝、紙本彩色、2026年作/長い冬が終わり春になると高田城址公園では約4000本の桜が美しく咲く姿を見る事ができます。ソメイヨシノが満開に咲き誇るの中、ひときわ美しく咲くシダレザクラから目が離せなくなりました。このシダレザクラは、何年もの間その場所でこの地の歴史を見守って来たと思います。これからも春になると美しく咲いた姿を見せ私たちの歩む道の目印となってくれる事と思います。
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