平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、ギャラリー広田美術では新たな取り組みとして下記企画を展開する運びとなりました。
謹んでお知らせいたします。
2025年夏にギャラリーを改装したことをきっかけに、ギャラリー広田美術としてはやりきれなかったことを企画、展開していこうと考えているのが"HIROTA ART PROJECTS"です。
積極的な新人作家の発表の場としてや、取扱作家のギャラリーで展示出来なかった旧作や大作を常設展として展示するなど、頭文字を取った「HAP」を付けて展開していきたいと考えています。
これからの企画、展開を、ぜひご期待いただくと共にお楽しみいただけましたら幸いです。
今回はHAP第一弾としまして、9月4日(金)-9月19日(土)まで「HAP|ON VIEW 寺内誠展-風と窓、鳥の声―」を開催致します。
近年、寺内は「目の前の景色を手がかりにして見えない世界を手繰り寄せ、そこに漂う不可視の輪郭とでもいうべき存在をどうにかして描き出すこと」を制作の軸として描き続けてきました。
本展では、寺内本人が〈鳥・風・窓〉という共通するイメージを持つ作品、またギャラリーでは未発表というテーマの中から選び出し、あらためて構成し直した作品3点をご紹介いたします。
作品を選ぶということは、彼の中で自身の制作が一貫して「目の前にある風景を起点として描き続ける」という姿勢の中にあることを、再確認する作業でもありました。
展示するのは2005年から2026年という約20年間の時間の幅の中で制作された作品たちです。
点として存在してきた作品を、同じ空間に並べる。すると、彼の制作の根源的な部分が、線として繋がりを持ち始めます。その空間に新たな景色が立ち現れる瞬間をぜひご覧くださいませ。
出品予定の「the bird」2005年、「車窓」2019年、「風と地鳴き」2026年は、前述した通りギャラリーでは展示をしていない作品となっております。
特に2005年の作品は、彼が2004年に受賞した「トーキョーワンダーウォール賞」の翌年、都庁で個展を開催するにあたり制作した2枚組の作品です。
2008年に弊廊にて初個展をして以来7度に渡り新作個展を開催してまいりましたが、08年以前の作品を発表させていただくことも初めての試みとなります。
どうぞ、時空を超えるような体験をぜひたのしんでいただけますと幸いです。