物見遊山

狩野宏明

2022年制作
12.0×12.0㎝ (厚さ2.5㎝)/ 油彩、パネル、アクリル 石膏地、寒冷紗/2022年

作家コメント

地元の⼭形でフィールドワークを⾏った際に⾒た⼩さな仏像が、空を⾶んで旅をしている 様⼦を描きました。背景には私の⽗が農作業をしている様⼦が描かれています。タイトルの 《物⾒遊⼭》はもともと仏教⽤語で、僧侶が 1 つの⼭で修⾏を終えて別の⼭での修⾏に移 る際に、⾃然を⾃由に楽しみながら散策する旅のことを指しました。本作では、⼈間が⽇々 の労働と旅を繰り返しながら研鑽を積んでいく様⼦を表現しました。